
代表者ご挨拶
「人に尽くす」いつでも みんなの 道しるべ
令和5年、今年のテーマは表題の通りに決まりました。わたしたちの原点である「人に尽くす」を新しい一歩を踏み出す道しるべとしようというテーマでスタートします。齊藤正男会長が遺された私たちにとってのバイブル『人に尽くす』のエピローグは、以下のように締めくくられています。
どんなときでも
今、高齢者の医療と福祉にかかわっている。
これから先、どうしたらよいか。
周囲は目まぐるしく変わっていく。
どんなときでも、これだけは時代の変化に関係なく言える。
いつか必ず「あるとき」を迎える高齢者に向かって、
どんなときでも、正しい理解を持って、温かい手を差し延べることだ。
ひとがあって、病院があり、ホームがあるのだから。
ひとが見えなくなったら、病院も、ホームもいらない。
どんなときでも、ひとの側に立って考えることが出発点であり、
それがすべてである。
世はまさに共生の時代なのだから。
「人に尽くす」喜びを持って。
1999年3月 齊藤 正男
自著『人に尽くす』より
このエピローグの中で、一際輝いているのが、「どんなときでも、正しい理解を持って、温かい手を差し延べること」です。「正しい理解」をするために何をするべきなのか、「温かい手を差し延べる」とは具体的に何をするべきなのか、その人の側に立って考えること、それこそがわたしたちの仕事です。人に尽くす喜びを持つことは、まさに福祉の心です。
昨年50周年を迎えたわたしたちの新たな一歩は、社会福祉法人の認知症の方のための小規模多機能施設+グループホームの開設(7月予定)、医療法人の地域のために開かれた機能を併せ持つ新たなクリニックの開設(10月予定)が当面の目標ではありますが、グループ全体として今までと何も変わらず、地域共生社会の実現に向けて、皆さんと共に歩んでいければと思います。今年も宜しくお願いします。
かすみケアグループ
社会福祉法人 真正会 理事長
医療法人 真正会 理事長
一般社団法人 Hauskaa 代表
斉藤正身